トレイル憲章
2011年3月11日に発生した東日本大震災は、東北太平洋沿岸に甚大な被害をもたらし、自然とどのように向き合うべきかを多くの人が考える大きな転換点となりました。
震災後、環境省は、豊かな自然と地域の暮らしを未来へ引き継ぎ、持続可能な地域づくりを進めるため、「グリーン復興プロジェクト」を策定しました。その取り組みの一つが、みちのく潮風トレイルです。
「自然の中を歩くこと」の大切さを提唱してきた加藤則芳氏の「三陸海岸の国立公園を通るナショナルトレイルを官民協働で」という提言を受け、青森県八戸市から福島県相馬市まで、4県28市町村※の太平洋沿岸を一本の道でつなぐロングトレイルが誕生しました。
美しい自然や景観、地域の人々との交流、自然の恵みと震災の記憶、自然とともに育まれた暮らしや歴史・文化を大切にし、この道が「自然と人の共生を示す象徴の道」として未来へ受け継がれることを願い、ここに6つの憲章を定めます。
みちのく潮風トレイル憲章
- 美しい風景と風土を楽しむ道とします。
- 地域に暮らす人々とこの地を訪れる人々との間にこころの交流が生まれる道とします。
- 自然の優しさと厳しさを胸に刻む道とします。
- 震災をいつまでも語り継ぐための記憶の道とします。
- 豊かな自然・文化を次世代へ受け継ぐ道とします。
- 歩くことを愛する全ての人々を歓迎し、皆で育てる道とします。
※2023年3月に宮城県角田市が新たにみちのく潮風トレイル運営計画構成員に参画し、4県29市町村にまたがる ロングトレイルとなりました。