トレイルの未来
みちのく潮風トレイルを未来につなぐために
みちのく潮風トレイルは、1,000kmを超える長い道です。自然環境や気象、災害、地域の暮らし、利用状況など、トレイルを取り巻く環境は常に変化しています。東北太平洋沿岸の自然環境を保全し、この道を安全に歩ける状態で守り、未来へつないでいくためには、継続的な取組と、地域の皆さまやハイカーの協力が欠かせません。
私たちが守りたいもの
トレイルを守ることは、道そのものを維持することだけではありません。
この道に息づく自然、記憶、文化、地域との関係を、未来へつなげていくことでもあります。
変化する環境と、私たちの取り組み
みちのく潮風トレイルは、1,000kmを超える長く歩く旅の道です。自然環境、気象、災害、地域の暮らし、利用者の増加などトレイルを取り巻く状況は常に変化しています。トレイルを守り、ハイカーに質の良いハイキング体験を提供し、地域に安心してハイカーを受け入れてもらうために私たちは日々取り組みを進めています。
1|トレイルを取り巻く変化
自然環境の変化
草木の繁茂、倒木、路面の損傷、標識の劣化など、歩く環境は季節や時間の経過によって変化します。
気象・災害による変化
大雨、地震、津波、山火事等により、通行止めや迂回路が発生することがあります。
利用環境や地域状況の変化
交通、宿泊施設、野営場、サポート施設等の利用情報は常に変化します。
利用者増加による影響
ハイカーの増加に伴い、地域の暮らしや自然環境への配慮が一層重要になります。
運営基盤を取り巻く状況の変化
利用者の増加や業務の多様化により、維持管理や情報発信に必要な人材、協力者、資金の規模と役割も変化しています。持続的な運営に向け、これらを安定的に確保することが求められます。

2|トレイルを守り続けるための私たちの取組
長大なルートを維持する
関係者と連携し、1,000kmを超える全線の状況を確認し、草刈り、倒木処理、標識補修、通行止めや迂回路への対応を行います。
安全な利用環境を守る
自然や気象の変化を確認し、危険箇所や野生動物等の情報を収集・発信します。
震災の記憶と地域の物語を伝える
歩く体験を通じて、東日本大震災の記憶、復興の歩み、地域の自然、文化、暮らしを次の世代へ伝えます。
地域の暮らしと共存する
集落、漁港、生活道路、私有地周辺などを通る道として、地域の声を聞き、暮らしに配慮した運営を行います。
正確な情報を届ける
通行止め、迂回路、野営場、サポート施設、地図・GPSデータ等を確認し、必要な情報を分かりやすく更新します。
支える人と資金をつなぐ
行政、地域、ボランティア、企業、支援者、ハイカー等と連携し、維持管理や情報発信を継続できる仕組みを育てます。

みんなで育てるために
トレイルを守るためにできることは、特別な活動だけではありません。一人ひとりの行動が、この道を未来へつなぐ力になります。